卒業生の声
松本 亜以梨 さん(岡山県高校教員)
2018年3月卒業
私は数学の教員を目指し、数理コースへ進学することを決めました。大学での数学は、「数学」とひとくくりにしても様々な分野があり、時に複雑で難しいものもありますが、その一方で、より専門的な内容を学ぶので、自分の興味のあることを集中して勉強することもできます。また、先生は数学の内容はもちろん、今後の進路についても親身に相談にのってくださいました。私は現在、岡山県の高校で数学の教員として働いています。できないことや分からないことばかりですが、大学時代に学んだ数学の知識を少しでも生徒に伝えることができるように日々奮闘しています。数学に興味のある高校生の皆さん、是非、島根大学で充実した毎日を送ってほしいと思います。
木田 明里 さん(出雲村田製作所)
2022年3月博士前期課程修了
入学当初は大学の数学についていけるか不安を感じていましたが、地道に講義の復習を行ったり、友達と議論しながら勉強することで徐々に大学の数学に慣れていきました。また、学習室で先輩方に分からないところを教えてもらったことも大いに救いになりました。次第に高校数学よりもじっくりと議論を構築していく大学数学の方が自分にあっていると感じるようになり、最終的には大学院まで進学し研究に励みました。現在は電子部品メーカーに就職し、工場の損益管理や定量的なデータをもとに生産現場の改善を行っています。大学数学では日々分からない問題にぶつかることの連続でしたが、その中で培ってきた根気強さや問題解決力が業務に生かされると実感しています。